HITOTZUKI

HITOTZUKI
KAMIとSASUによるアーティスト・ユニットHITOTZUKI(日と月, ヒトツキ)。1999年より共同制作をスタートさせ、2000年にNY発のアーティストコレクティブ「Barnstormers」での壁画プロジェクトから本格的に壁画活動を開始。黎明期の日本におけるストリート・アートの可能性を拡張し、独創的なアプローチでシーンに影響を与えてきた。二人が描き出す新しい景色は、欧米を中心にアジアをはじめ世界各地で高い評価を受け、多くの新たな風景を創出している。KAMIは、生まれ育った京都の情景と幼少から親しんできたスケートボードの軌跡にインスパイアされた文字でも具象がでもない滑らかなライン(曲線)を描き、SASUは80年代のサブカルチャーやカウンセリング心理学に影響を受け、繊細な色彩でシンメトリーのモチーフを描く。 近年では壁画制作で使用した道具を用いた作品制作から、市民によるクラウドファンディングで実現した壁画制作、「X-COLOR / Graffiti in Japan」(2005年 /水戸芸術館現代美術センター)や「六本木クロッシング:芸術は可能か?」(2011年 /森美術館)など美術館での展示など、活動の場は多岐に渡る。『太陽と月を表す HITOTZUKIという名前には、男と女、陰と陽、+とーなど相反する二つの要素が融合し、一つの調和した世界を創るという意味が込められている。』プライベートでも夫婦でもある二人は、日常の些細な美しさや喜びを表現へと昇華させることを試みながら、あらゆる角度からライフとアートを追求し、現代に発信している。

Selected Artworks

Latest Post

Related Magazines